2009年9月21日月曜日

働く女性についてのメモ

博士課程の女性であるおけいはんさんと話したり、東工大のプロモーションプログラムを見たりということがあり、ちょっと頭の中で考えを回したので記録。

女性の先輩の体験談を聞くと、女性の労働環境はドラスティックに変わってきたのだ、という印象があります。また、上の世代の方にとっての支障はだんだんと下の世代にとっての支障ではなくなってくる代わりに、別の困りごとが主問題になっているようにも思います。従って、(あまり明言することではないですが)上の世代の方の話をアドバイスを受ける際には、フィルタリングをしながら心にしまうのが良いと考えています。その方の話や世代からその方のいたであろう環境を推定し、自分の環境も加味して、何を真似て何をアレンジしなければならないかを考える、という聞き方です。
最近の例で言えば、勝間和代の「まねる力」と香山リカの「しがみつかない生き方」(「勝間和代を目指さない」の帯)、どちらもそのまま真似しようとは思わない、という話。

たまに、上の年代の方を指して「XXさんみたいな人に憧れるんじゃないの?」「XXさんみたいになるんじゃないの?」と言われることがあるのですが、あまりピンとこないことが多いです。「あの人のあの部分は尊敬する、見習いたい」と部分的に思うところはあっても「あの人のようになることを目指したい」は無いのが正直なところです。例えば、上の世代の方が、頑張らないといけなかったり強硬なやり方をしたりせざるを得なかった状況でも、今はそうでもないことがあります。環境が違うと違う結果になると思う。

ちなみに、世代については、正しいかどうかはわかりませんが、自分は大体このぐらいに分けています。
  • 雇用機会均等法前の世代 … 根性とバイタリティ溢れる人しか働けなかったのではないかと思うほどです。
  • 雇用機会均等法成立~すこし後ぐらいに社会人になった世代 … 優秀でも出産とともに一線を退かざるを得なかった人、出世できなかった人、バブルもあってかイケイケな人、など色々ですが、どの人からも、ふとした端々に女性差別をされた経験が感じられるように思います。
  • 雇用機会均等法後なもののまだ寿退社が普通であった世代 … 徐々に普通の人も働きやすくなっているものの、保守的な専業主婦の人と働いている人の間でギャップがありそうです。
  • ロスジェネ世代 … 寿退社が常識でなく、良くも悪くも普通の女性が普通に働く世代だと思います。私はここ。
  • 最近の新卒世代 … ?傾向はわかりませんが、自分と少し感覚が違ってきている気がします。

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