2010年4月17日土曜日

研修中

ただいま、会社からニューヨークのビジネススクールの2週間のコースに参加させて頂いています。前回は富士通の人が全体の半分ぐらいを占めていたらしいのですが、今回は日本人は弊社のみ。宿泊が必要なせいかアメリカ人は殆どおらず、イタリア、北欧、南米あたりの参加者が多いです。オーストラリアの参加者が1人いますが、他のアジア人はいません。そもそもこういったクラスを取る習慣がないのか、わざわざアメリカまで行かずに香港やシンガポールで受けるのか。

それはさておき研修は、内容も興味深いですが、丸山さんがブログの表現をお借りすると、
より高いレベルの合意を創り出す

ことができるかどうかは別として、個人レベルではなく集団レベルで
異なる視点の新しい意見を歓迎

する文化なので、楽しいです。

何かの合意形成をする場合に、「議論が発散するといけないから」という理由で、まず少数の狭いグループの中で合意を作り、後から「これが合意だから」と言って他の利害関係者に説明する

というのは、合意に至るまでは早いかもしれないけれども、探索範囲が狭くて局所最適に落ちる、というのは、計算機でサンプリングをしたことのある人には容易に想像がつくのではないかと。他の分野ならまだしも、ITに関わる業界で何故こうなってしまうのかしら、と自分も良く訝しく思います。

丸山さんのブログを読んで、
日本企業はよく、“自分が主人、外人は使用人”という形の現地採用をやっているが、“使用人になりたいと思う優秀な人”は世の中にいない。

と仰っている人を思い出しましたが、少数のグループ以外を使用人だと思う文化よりは、とにかくまず受け入れる文化のほうが楽しいですよね、単純に。

0 件のコメント: