今朝所用ですずかけ台に立ち寄ったら、桜が咲いていました。啓翁桜だと思います。啓翁桜は冬に咲く桜であり、桜にしては珍しく切枝にできるため、花屋でも良く売られています。これを見ると、会社に入って2、3年目の、自分がやらなければならないことは全て自分に能力が足りないものばかりで一番辛かった時期を思い出します。家に帰って部屋が汚いと余計にへこむので、掃除は得意ではないのですがなるべく片付けるようにしたり、花を飾ったり。冬から春は啓翁桜か梅、その後は芍薬でした。百合や薔薇などは匂いがきつくて嫌でした。今でもあまり好きではないです。
景色で過去を思い出すことが多いのですが、花もしばしばトリガーになります。白木蓮は最初に住んでいた家の近所にあって、関東に引っ越してきたときにちょうど満開の時期でした。大学にあったので八重桜やくちなしは大学時代を思い出しますし、桜と柳が交互にあれば京都を思い出します。
啓翁桜。今も出来ないことはたくさんあるし、わりに思いつめやすい性格ではあるのですが、年を取るにつれて、ちょっとずつ御し方を身につけられてきているような気がします。プレッシャーは適度にないと能力が上がりませんが、適度より多くあるとパフォーマンスが落ちるだけなので。まあ、よりいい加減になっていると言えなくもないので良し悪しでしょうが。
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