最近のAERAは野村證券が好きな気がする

AERA、毎週は買っていないのですが、最近多い気がします。

• 野村「銀行に転向」宣言 (5月18日号)：　欧米のグローバル証券にあわせ、バーゼルIIを経営の指標にするとのこと
• 「給料」の異常事態 (6月1日号)：　ハイリスク・ハイリターンの特定社員制度を利用し、バブル世代の人員整理を試みているのではないかという推測
  

前者では野村役員などの「私たちのライバルはゴールドマン・サックスです」「投資銀行は復活する。そのとき先頭にいなければならない」といった発言を引用しているのですが、さもありなん。リーマンショックで打撃を受けた人たちは、投資銀行業界で活躍することがおそらくアイデンティティの人たちです。他人のアイデンティティを叩き潰すのなんてただでさえ大変なのに、しかも相手は頭の良い人たち。当然復活するでしょう。個人的には、危機感を持つのは至って真っ当だと思います。三菱UFJもメリルリンチのロンドンの人たちを迎えたなんていうことがニュースになったりしてますしねえ。