「お前は高望みしすぎだ、まず手を動かせ」というのは、自分が修士のときによく師匠に言われた言葉です。
とにかくスタートしてみるという話。量が質を生む話。今野浩先生が学生時代に教わった「拙速を重んじろ、質は後からついてくる」という下記の本のエピソード。私は「先に頭で考え、『これは判断できない』と思ったときにやっと手を出す」という、動くのが一歩遅れる人間なので、先に手が動く人が今でも羨ましいです。スポーツをしていた人はこのあたり、自然にこなしますよね。自分も意識してなるべく早めに動かすことにしてるのですが、意識する分のタイムラグでどうしても一歩遅れがち。
とにかく何度もやって、徐々に精度を高めることが大事で。初めてで一発で出来ることなんてよほど運がいい限りは無くて、繰り返しやって出来るようになることと、繰り返しやっても結局出来ないことの2種類しか、世の中にないと思っています。最初に失敗して落ち込むぐらいだったら、次でもっと精度良くやるにはどうしたら良いかに集中すべきだと。まー実際は落ち込むんですけどね。
「見るまえに跳べ」というところまでいくと言い過ぎ(というか無謀)ですが。芽むしり仔撃ちなど、初期の大江作品は青臭くて好き。
あ、ちなみに、本の話がしばしば出てくるのは、隙間時間を使って大量高速に本を読むという特性が私にあるせいです。最近だと、2000円近くする村上春樹「1Q84」を、1冊あたり1日の都内出張の往復で読み終えたりと、大変燃費の悪い読書ライフを送っています。
2 件のコメント:
> 「1Q84」を、1冊あたり1日の都内出張の往復で読み終えたりと、大変燃費の悪い読書ライフを送っています。
私も似たような感じでしたが、一人暮らしをするようになってから金を節約するために一度しか読まないような本は図書館で借りるようにしました。
私は週刊誌感覚で読んだり、本の端を折るわ線を引くわしたりするので、買わないと駄目なんですよねえ……。
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