2009年10月13日火曜日

映画に出てくるようなエリート

先日「ドラマのような家庭」という話をしたので、それ以上の、「映画に出てくるようなエリート」の話を。

前の職場では、海外出張の折などに、絵に描いたような「エリート」を何人か見ました。頭がキレる上に、自分の地位を鼻にかけることもなく、よく気がついて優しい。

中国出身の方に多かったように思いますが、私が出会うのも中国の方が多かったので、割合的にはどうなのかはわかりません。しかし少なくとも、人口12億人の中でアメリカに留学しさらに世界的大企業の研究所に勤めるのですから、生半可な高学歴日本人とは桁が違うレベルで優秀なのだと思います。

一方日本人については、必ずしもエリートではない人もいるとはいえ、私はそれこそ2桁ぐらいは多い人数に会っているはずなのですが、少なくとも「あの人は本当のエリートだった」と思い返せる人は多くありません。賢くても粗野であったり、世間知らずであったり、能力の高さ以上にプライドが高かったり。

日本でいわゆるエリートと言えば有名中高一貫から大学に進学した人を言うのではないかと思いますが、いわゆるソーシャルスキルを組織的に教え込まれた形跡のある人はあまり多くないのですよね。グローバルに活躍する人材を、と言ったときには、お勉強だけではなく、「よく気がついて優しい」といったところも身につけるべきではないかと思いました。と自戒を込めて。

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