2009年10月18日日曜日

厚労省の予算って何だろう

「日本の歳入って40兆円なんだよ」と先日教えられ、「でも厚労省が出している予算案て30兆円じゃないの!?」にびっくりしたので21年度の予算案を眺めてみました。

平成21年度 予算案の主要事項

一般会計予算案
社会保障関係費 24.6兆 (昨年 21.6兆)
・年金 9.9兆 (昨年 7.4兆)
・医療 9.0兆 (昨年 8.6兆)
・介護 2.0兆 (昨年 2.0兆)
・福祉 3.6兆 (昨年 3.5兆)
・雇用 1.9兆 (昨年 2.0兆)
科学技術振興費 0.1兆

特別会計予算案
特別会計 80.1兆 (昨年 76.8兆)
・労働保険特別会計 34.4兆 (昨年 33.2兆)
・年金特別会計 76.3兆 (昨年 73.2兆)
・国立高度専門医療センター特別会計 0.2兆 (昨年 0.2兆)
・船員保険特別会計 0.07兆 (昨年 0.05兆)

予算案のポイント
雇用状況の改善のための緊急対策の推進 計0.7兆
1 住宅・生活対策
2 雇用維持対策
3 再就職支援対策等
4 内定取消し問題への対応
5 雇用保険の給付見直し等

安心で質の高い医療の確保 計9.3兆
1 医師等人材確保対策の推進
2 地域で支える医療の推進
3 医師等と患者・家族の協働の推進
4 難病対策の一層の推進
5 安定的で持続可能な医療保険制度運営の確保

持続可能で安心できる年金制度の構築 計9.9兆
1 年金国庫負担率の引き上げ (年金給付費国庫負担を1/3から1/2に引き上げ)
2 年金記録問題への対応

少子化対策の推進 1.0兆
1 地域の子育て支援の推進
2 児童虐待への対応など要保護児童対策等の充実
3 母子家庭等自立支援対策の推進

安心で質の高い介護サービス等の確保 3.3兆
1 安心で質の高い介護サービスの確保
2 福祉・介護人材の確保対策の推進
3 地域福祉の再構築)

障害者の自立支援の推進 1.0兆
1 障害者の自立生活を支援するための施策の推進
2 精神障害者の地域移行を支援するための施策の推進
3 発達障害者支援施策の更なる拡充
4 障害者に対する就労支援の推進

子供手当てを満額払ったところで5兆も行かないのではないかと思いますし、2年で予算が1.5倍になるのも異様だと思うので、マニフェストを錦の御旗にコミュニズム化した挙句、国家崩壊まで行くことのないよう願います。いざとなったら海外でも働けるよう考えておこうかな。

また、法改正があったとはいえ、年金関連だけで10兆なのですね。ちなみに年金はモデル世帯年金給付水準は「現役サラリーマン世帯の平均所得の5割を上回る水準」とのことですが、現在の所帯あたりの平均収入は556.2万円なんですよね。半額で280万。若い人が280万稼ぐのだって結構大変だと思うのですが。
男性の全年齢の平均年収は542万円、女性平均266万、男女全体平均で437万円とのこと。子供手当てが出たところで年収にして数十万ですからね。給与増加に繋がるスキルの無い若いシングルマザーorファーザー家庭よりも、ご年配夫婦の方がよほど将来の明るい裕福な暮らしをしていそう。

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