この方法が良いのかは知らないけれど、とりあえず自分はこう思う、というメモです。
就職活動における採用面接とは、応募者にとっては相手に合わせた攻撃と防御の計画および実行だと思います。短期的にはどうしようもない、「自分にスキルが足りているかどうか(新卒であれば相対的に、それ以外は絶対的に)」はスコープ外とします。
■計画
① 応募している企業・職種に必要な主なスキル(ソフトスキル含む)を分析する
② 自分がそのスキルを持っているかどうかを分析する
③ 持っていると思う場合はその証拠(ささやかでも良い)を探しておく
④ 持っていないスキルについては、そのスキルを習得するに足るスキル(いわばメタスキル)について②~③を行う
⑤ その職に対しての優先度、自分が持っていることに自信があるかどうか、のバランスを勘案して、どのスキルから主張するかの優先順位をつけておく (一概には言えないですが、その職に対しての優先度が高い&自信がある>職に対しての優先度が高い&メタスキルがある、かな……)
⑥ 自分の履歴書とESを読んで、採用側が自分をどういう人間だと想定して望むか、特に「自分はどのような欠点がある人間に見えそうか」を分析する
⑦ 「本人は欠点だと思っているけれど利点にもなる特徴だ」と面接者に思わせられるよう、もしくは「自分はその欠点を補いうる」と自分が言えるよう、欠点に対しても同様に分析する
いわば①②⑤が攻撃計画、③④⑥⑦は防御計画。
①の分析は、外部の人間だと分からない/間違うことも多いのであまり根を詰めすぎず、ある程度汎用的なストーリーを仮決めして、さらに「面接時に話を組み替える可能性がある」という心の準備をしておくほうが現実的だと思います。
■実行
⑧ 優先順位の高いスキルから主張 (自己紹介などのときにやり過ぎない程度にキーワードを混ぜるなどして面接官が深く質問しやすくする)
⑨ 自分の欠点を尋ねられたときには、⑦で分析した中で利点になり得る特性から主張
⑩ ④⑦の内容は、訊ねられたときだけ答える (逆に言えば訊ねられるまで言わない)
⑪ 想定外の質問がきた場合は、採用側の気まぐれであることを期待し、まず疑問詞に合った答えを出す (例:yes/noを訊ねられているだけならまずyes/noを出すことに集中)
⑧⑨は、焦って全部出そうとせずひとつずつ順番に出すことを心がける。下手に不要なジャブを数打ってバランス崩しても仕方ないので。
⑪の「質問に答える」という作業は、深読みしなければさほど本来は難しいものではない、と思う。
----
優秀な人はこういう小細工は必要ないのでしょうが、何せわたくし凡人なもので……。しかも私は面接官側に回ったことがないですし、上記全部を100%計画&実行できたことはない(そのときどきで出来る範囲でやってる)ので悪しからず。参考にされる方は自己責任でどうぞ。
なお、大手企業の新卒採用の場合は採用数が決まっているものであり、他の人と比べて相対的に強かったか弱かったかでしか合否が決まらないと思われるので、面接官の反応で合否を予想してもあまり当たらないと思います。私の周囲でも「面接官の1人がずっとノートPCで内職してた」「面接官の1人が開始5~10分で出て行った上にその面接官が配属先の部長だった」という合格例もちらほらと。
3 件のコメント:
面接というのはfujさんくらいになってもそれなりにストレスフルなものなのでしょうか。
大学受験みたいに就職もペーパーテストだったらいいなぁと思う一方で東工大にいるといや面接は大学受験にも必要だ!なんて思ってしまいます笑
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
コメントを投稿