2009年2月26日木曜日

ダウンタウンの漫才の作り方

いまさらなのかもしれませんが、ダウンタウンの漫才の作り方が面白かったです。

まずはオーソドックスなネタを考える、と。
例えば医者コントってテーマを決めたら、
オーソドックスな医者コントを、だーっと全部考える。
それだけでも充分おもしろいっていうネタにしておきつつ、
更に松本がやった作業って言うのは、 部分部分で、
どれだけ予想できる笑いを裏切るかって作業。
確かにこれでもおもしろいけど、
ここはこうやったらもっとおもしろい、
こうやったらもっと裏切ってる…そういうのを延々繰り返していって、
どれが一番ベストな裏切りかなぁってことを積み上げて、
ネタを磨き上げていくんだって。

Gyaoの無限大でやっていたフリートークが面白かったので、去年あたりから7,8回ぐらいライセンスのライブに行っているのですが、フリートークよりも漫才やコントなどのネタの方が、設定やネタ運びがオーソドックスというか、それぞれ限られたパターンしかないところの組み合わせで出来ているので、予想しない笑いがあまりないのですよね。

ネタを座付き作家が考えているなら「その人はライセンスのことが好きな常識的な人なのではないか」と思う(客観性も意外性もないということだからどちらもあまりいいことではない)し、2人で考えているなら「勘が良さそうな人たちだから、ベタなままで70点や75点まではぱっと行ってしまうから100点200点を目指す前に止めちゃうんだろうな」と感じます。

なので、ライブは「いつ85点90点に行くかな」「あ、やっぱり今回も違ってた」という楽しみ方も3割ぐらいあります。

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