2009年8月25日火曜日

スペイン・グラナダ (2009年)

スペイン3日目、グラナダ。グラナダといえばアルハンブラ。イスラムとカトリック、その融合、さまざまな時代のさまざまな建築。さまざまな模様がひとつづつ彫られており、周囲のどこをどれだけ眺めても飽きません。キリスト教の人たちが征服したときに壊すに壊せなかったというのはよくわかります。場所というより建物、空気に力がある。建てた当時のステンドグラス。建物の中に庭を造り楽園を模したのはイスラム建築の特徴とのこと。庭も時代ごとに少しずつ違うものが造られており、香りの良い花を植えてあるところはよく手入れされていました。カテドラルと王室礼拝堂にも行きました。カテドラル内。立体的。豪華です。パイプオルガンの間から見上げる。
豪華なパイプオルガンが2個あるカテドラルは初めて見ました。写真にはない、周囲の美術品もすばらしかったです。写真撮影が禁止だった王室礼拝堂も、とても豪華。行く前はフランスの方が豪華だろうというイメージを勝手に持っていたのですが、スペインの方が立体的なせいか、豪華に見えました。
アルバイシンから、ザクロモンテへフラメンコ。3人の女性は左からおばあちゃん、お母さん、娘、という感じ。娘はだんだんとあのおばあちゃんのようになるのだろうな、と思える3人。踊っていないときの娘は結構無邪気そうなのに、おばあちゃんの顔は常にとても険しいものでした。
楽しそうな踊りもありましたが、(おそらく)どうにもならないようなことへの怒りや悲しみが踊りのエネルギーになって、そのエネルギーがあるから踊れるのだという自負があるようにも見えました。暗い喜びというか、「光と影」とはこういうものなのかと。影が濃いから光るのか、と。
とはいえ、ビジネスとして踊っているうちに形骸化してしまいそうな気がしないでもなく。暗い感情などあまりないのに、仕事で険しい顔をしているうちに、今は踊っていないときは普通の顔の娘も、常に険しそうな顔になるのか、と。仕事のために。

グラナダ焼。とても可愛いのですが、厚くて重くて脆そうで、買って帰っても場所をとるしすぐ欠けさせそうだと断念。でも、ここでやっているように、屋内もしくは屋外の壁にかけて飾るには良さそう。コカコーラありますの看板もグラナダ焼。
宿泊はCarmen Hotelで、予約サイトで1泊素泊り50~55ユーロです。グラナダの空港からのバス(3ユーロ)のバス停のすぐそば(停留所名はHotel Dauro)だったでした。
ちなみにホテルの朝ご飯です。とても美味しうございました。それにしても「コンチネンタルブレックファースト」の地域・ホテルによる格差といったら。
グラナダ市内からグラナダ空港へのバスの時刻表です。LやMは曜日を指すのですが、帰りの飛行機は日曜の朝一だったので、ちょうど下記の"no"にあたるタイミングで帰ることになってしまいました。3ユーロで行けるところが30ユーロに……。ちなみに空港発のバスの時刻表は見かけていないのですが、飛行機に合わせてバスが出ている雰囲気がしました。

グラナダは、想像していた100倍は良かったです。
絶対に一生に一度は行くべきところ。

ちなみにアルハンブラについては、下記の本に詳しいようです。しばしばガイドの話にでてきました。


<今回の日程>
1日目 夜着、バルセロナ泊
2日目 バルセロナ
グラナダ泊
3日目 グラナダ観光・泊

4日目 アルプハラ観光・グラナダ泊
5日目 グラナダ~マドリッド、帰国

(補足)
ヨーロッパでの電車旅行については、まずトーマスクックの時刻表を買って所要時間の目安を計ることを強くお勧めします。検索して色んなサイトを見るより、実際の時刻表を見て考える方がよっぽど早いですよ。

0 件のコメント: